日本の厚生労働省が発表した人口動態(tài)統(tǒng)計によると、2017年9月末現(xiàn)在、日本では65歳以上の高齢者が人口の27.7％を占め、そのうち半分は一人暮らしだという。こうした背景の下、日本は年金制度や介護(hù)保険制度の一層の充実をはかる一方で、介護(hù)ロボットやスマート介護(hù)設(shè)備の研究を積極的に進(jìn)め、実用化や普及に向けた一連の問題の検討を行っている?！腑h(huán)球」誌が伝えた。

同省は公益財団法人テクノエイド協(xié)會に委託して福祉用具?介護(hù)ロボット実用化支援事業(yè)を?qū)g施するとともに、11年からは「介護(hù)ロボット導(dǎo)入活用事例集」を毎年発表して、商品化された介護(hù)ロボットや老人ホーム?介護(hù)施設(shè)などでのロボット導(dǎo)入狀況を紹介してきた。

最新版の17年版事例集では、企業(yè)20社が開発した介護(hù)ロボット20種類が紹介された。このうち移乗介助機(jī)器が4種類、排泄支援機(jī)器が2種類、見守り支援機(jī)器が6種類、コミュニケーションロボットが2種類、認(rèn)知癥（アルツハイマー病）ケアロボットが3種類、服薬支援ロボットと嚥下に特化した介護(hù)ロボットと自動値上がり支援ベッドがそれぞれ1種類ずつある。どの種類も導(dǎo)入したホーム?施設(shè)は4～5社で各地に分散しており、導(dǎo)入數(shù)も多くない。

16年版事例集と比べてすぐにわかることは、17年も16年も紹介するロボットはほとんど同じで、ごく一部がバージョンアップしたにとどまり、導(dǎo)入したホーム?施設(shè)はすべて新設(shè)されたところだということだ。つまり日本の介護(hù)ロボットは研究開発ペースも商品化のペースも速くないということだ。高齢化の進(jìn)行と介護(hù)人材の不足にともない、導(dǎo)入するホーム?施設(shè)は増えてはいるが、選択肢はまだそれほど多くない。

日本の介護(hù)ロボットの研究は絶えず進(jìn)歩しているとはいえ、藤田保健衛(wèi)生大學(xué)ロボティックスマートホーム?活動支援機(jī)器研究実証センターの田辺茂雄準(zhǔn)教授によれば、「現(xiàn)在の介護(hù)ロボットの研究開発では解決すべき課題や難點(diǎn)がまだたくさんある。高齢者の活動や支持への対応には限界があり、導(dǎo)入する場所にはいろいろな制約がある。たとえばトヨタと協(xié)力して開発したロボティクススマートホームは少なくとも75平方メートルの空間が必要で、レール設(shè)置のため天井は一般的な住宅よりも高さが求められる」という。