自撮りのデモンストレーションを行う香港地區(qū)の若者向け民間シンクタンク「MWYO」の劉思穎?研究調(diào)査員(左)と劉鳴■?総監(jiān)（寫真提供?香港「星島日?qǐng)?bào)」、撮影?蘇正謙）

「美しくありたい」というのは女性の本能。近年、自撮り寫真をソフトで加工してからネット上にアップすることは、ほぼお決まりのプロセスとなっている。香港地區(qū)の若者向けシンクタンク「MWYO」が、若い女性を?qū)澫螭?、自撮りおよびSNSへのアップに関する調(diào)査を行ったところ、「顔寫真加工」を習(xí)慣とする女性は、「不快感」を抱きやすく、またこうした女性たちは自身の容姿に対しての自己評(píng)価が低く、より多くの「いいね！」を得たいと強(qiáng)く望んでいる。そのためアップした自分の寫真に対する反応がいまいちであった場(chǎng)合、その気分に影響を與えてしまう可能性があり、そこには彼女たちがSNSから自己肯定を得ることに依存しており、日常生活に対する満足度がやや低いという実態(tài)が反映されている。シンクタンクは、「若者自身や保護(hù)者が問題の所在について自覚する必要があり、香港特區(qū)政府も教育面から介入し、正しい向き合い方を普及させる義務(wù)がある」との認(rèn)識(shí)を示している。香港紙「星島日?qǐng)?bào)」の報(bào)道を引用して中國新聞網(wǎng)が伝えた。

劉鳴■氏（■は火へんに韋）が総監(jiān)を務(wù)める香港地區(qū)の若者向け民間シンクタンク「MWYO」はこのほど、約1千人の女性を?qū)澫螭趣筏骏ⅴ螗暴`ト調(diào)査を?qū)g施した。調(diào)査対象者の世代はその半數(shù)が16歳から24歳、殘りは25歳から34歳となっている?；卮鹫撙味啶?、「自撮り寫真をSNSにアップする習(xí)慣がある」と答え、そのうち半數(shù)は、「アップする前に畫像加工を行う」としている。彼女たちは、満足できる寫真が撮れるまで、一人當(dāng)たり平均4.2枚の自撮り寫真を撮影しているが、ふっくらしたスタイルの女性は、平均7.2枚撮影するという結(jié)果だった。

今回の研究の調(diào)査員を務(wù)めた劉思穎氏は、「SNSを利用すること自體は全く問題ない。だが、しばしば『畫像加工』を行ってSNSにその畫像をアップする女性はいずれも自分の寫真について他者から『いいね！』を得たいと強(qiáng)く望んでいる。それはそうした女性たちが自分に対して自信があまりなく、自分以外の他者からより多く認(rèn)めてもらう必要があるからだ。だが、もし他者からの反応が期待より低いと、彼女らは『不快感』を感じることになる?；卮鹫撙我蝗摔扦ⅳ?6歳の女子學(xué)生は、毎日6時(shí)間もSNS利用に費(fèi)やしている。自分の寫真をアップした後2時(shí)間は、どれだけの人から『いいね』を獲得したかを絶え間なくチェックしている。あまりにも反応が少ない時(shí)には、アップした寫真を削除することもある」とした。

そして、「若い人が、自分自身がSNSによる影響を受けているという自覚を持っていない場(chǎng)合、特に自己肯定感が低い女性は、関心を寄せてくれる人が少ないと、簡(jiǎn)単に悪循環(huán)に陥ってしまう。一方、比較的年長(zhǎng)で、寫真加工を行う習(xí)慣がない女性の場(chǎng)合は、一般的に自己肯定感が強(qiáng)く、彼女らがSNSを利用する目的は、思い出を殘す、あるいは交友関係をキープすることだけにとどまっている」とした。

さらに、「海外では、メディア教育を正式なカリキュラムに取り入れており、青少年にスマホ利用を1日禁止して、彼らが『スマホなしでも自由に生活できる』ことを理解させている。これによって、スマホ依存率を引き下げることができる」とした。

また「MWYO」の劉総監(jiān)は、「香港地區(qū)では、メディアリテラシー教育が立ち遅れている一方で、SNSが急成長(zhǎng)している。特區(qū)政府は、批判的な角度から考える能力を若者の中に育成し、むやみに『表面的な美』だけを追求することのないよう、若い女性に注意を促す必要がある」との見方を示した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年8月13日