在英國(guó)中國(guó)大使館の劉暁明大使はこのほど、英國(guó)の主要紙「サンデー?テレグラフ」の紙版と電子版に署名記事「貿(mào)易戦爭(zhēng)には中米の『3つの観念の相違』が反映されている」を寄稿した。それによると、米國(guó)は中米が積み重ねた困難な交渉で達(dá)成された原則と共通認(rèn)識(shí)を無(wú)視して、意固地になって貿(mào)易戦爭(zhēng)を再びしかけている。貿(mào)易摩擦の影がアメリカ大陸、歐州、アジア、アフリカを覆い、グローバル経済の秩序と多國(guó)間貿(mào)易システムに深刻な課題をもたらしている。中米貿(mào)易紛爭(zhēng)は表面的には貿(mào)易の問(wèn)題だが、実際には中米間の「3つの観念の相違」を反映しているのだという?！附U済日?qǐng)?bào)」が伝えた。

劉大使は次のように記した。

この貿(mào)易紛爭(zhēng)にはまず中米両國(guó)間の世界観の相違が反映されている。米國(guó)はあちこちで「関稅の大なた」を振りかざし、歐州連合（EU）、カナダ、日本など伝統(tǒng)的同盟國(guó)の鉄鋼?アルミ製品に輸入関稅を賦課し、さらにルワンダやウガンダなどのアフリカ諸國(guó)にも米國(guó)からの中古衣料品に対する関稅を撤廃するよう求めている。こうしたやり方には「米國(guó)第一」の世界観が反映されている。米國(guó)にとっては、同盟國(guó)であれ、その他の國(guó)であれ、米國(guó)の「チーズ」に觸れたなら、ただちに圧力を加えるべき相手になるのだ。これと鮮明な対比をなすのが中國(guó)で、相互尊重、公平正義、協(xié)力ウィンウィンの理念を原則とし、世界平和を守り、共同発展を促進(jìn)することを目的として、國(guó)際社會(huì)とともに國(guó)際ガバナンスシステムがより公正で合理的な方向へ発展するよう推進(jìn)し、新型の國(guó)際関係と人類の運(yùn)命共同體の構(gòu)築を推進(jìn)している。

紛爭(zhēng)には中米雙方の國(guó)際協(xié)力の観念の相違も反映されている。米國(guó)が奉じるのは一國(guó)主義、保護(hù)主義であり、抱き続けるのは「ゼロサム思考」や「隣國(guó)に責(zé)任を転嫁する」ような舊弊な思想であり、國(guó)際社會(huì)に幅広く疑念と反対の聲を呼び起こしている。中國(guó)は「協(xié)力すれば強(qiáng)くなり、孤立すれば弱くなる」という古くからの教えを遵守し、開(kāi)放、融通、相互利益、ウィンウィンの協(xié)力観念を主張し、世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）ルールの保護(hù)に努力し、多國(guó)間貿(mào)易體制を支援し、開(kāi)放型のグローバル経済の構(gòu)築で積極的に貢獻(xiàn)している?，F(xiàn)在、ますます多くの國(guó)が対米貿(mào)易での対抗措置を?qū)g際?実施し、一國(guó)主義と保護(hù)主義に斷固として立ち向かい、その目的は貿(mào)易紛爭(zhēng)をしかけた者に苦い果実を味わわせ、現(xiàn)狀の困難さを認(rèn)識(shí)させ撤退の道を選ばせることにある。

紛爭(zhēng)が本質(zhì)的に反映するのは2つの異なる発展観の相違だ。長(zhǎng)年にわたり、米國(guó)は世界の経済、軍事、科學(xué)技術(shù)の分野におけるリーダーであり続けてきた。米國(guó)が発展すれば、他國(guó)も発展した。グローバル化の時(shí)代にあって、世界各國(guó)は一蓮?fù)猩趣胜?、苦楽をともにするようになった。こうした情勢(shì)の下、米國(guó)が自國(guó)の発展の優(yōu)位性を守りたいなら、そのカギは米國(guó)自身の実力にあり、他國(guó)との協(xié)力にあるのであり、他國(guó)の発展を阻害しようと企て、他國(guó)の國(guó)民の素晴らしい生活を追求する権利を剝奪することではない。そうでなければ「大義を失って孤立」し、最終的には自國(guó)に害が及ぶことになる。

このたび米國(guó)が中國(guó)からの輸入品に追加関稅を課したことは米國(guó)の「ゼロサム思考」の偏狹な発展観を反映している。中國(guó)は一貫して革新（イノベーション）、協(xié)調(diào)、エコ、開(kāi)放、享有の発展観を提唱し、これによって発展の難題を解決し、発展の原動(dòng)力を増強(qiáng)し、各國(guó)の経済社會(huì)の協(xié)同進(jìn)歩を?qū)g現(xiàn)しようとしてきた。中國(guó)が製造業(yè)の発展に力を入れるのは、この5つの発展理念を?qū)g行に移すための具體的な措置にほかならない。その目的は技術(shù)の進(jìn)歩を推進(jìn)することで経済の持続可能な発展を?qū)g現(xiàn)することにあり、いかなる外國(guó)企業(yè)も差別したり排除したりしない。これは完全に発展途上國(guó)が自國(guó)の発展水準(zhǔn)を向上させるための正當(dāng)な権利であり正義に基づく事業(yè)だといえる。米國(guó)が大勢(shì)を冷靜に認(rèn)識(shí)し、舊弊な思考を捨て去り、世界各國(guó)とともに協(xié)力によって発展を促進(jìn)し、ウィンウィンによって反映を促進(jìn)する新たな道へ踏み出すことを願(yuàn)う。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年7月13日