▽米國はみんなの攻撃の的
EUは今回は米國と対立する側(cè)に回った。トゥスク議長は調(diào)印後の共同記者會見で、米國を直接批判し、「米國の保護(hù)貿(mào)易主義的政策がグローバル経済のリスク要因になっている。米國は無責(zé)任だ」と述べた。安倍首相も、「EPAへの署名は、保護(hù)主義的な動きが世界で広がる中、日本とEUが自由貿(mào)易の旗手として世界をリードしていくとの揺るぎない政治的意思を世界に鮮明に示すためのもの」と述べた。
EPA調(diào)印の矛先は米國に直接向いており、日?EUが米國に拮抗するための伝家の寶刀は自動車産業(yè)につきつけられている。長年にわたり、歐州は米國社の主要な輸出先で、2016年の輸出額538億ドル(約6兆622億円)のうち20%は歐州への輸出額だった。今回のEPA調(diào)印に日本車が歐州市場を開拓し、EUの米國市場への依存度を低下させるための重要な突破口を提供するとの意味合いがあることは間違いない。
だがEPAに調(diào)印してもEUの自動車輸出問題にとっては焼け石に水のようなものであることも確かだ。米國がEUからの輸入車に20%の追加関稅を賦課するという脅威に直面しながら日本と手を結(jié)んだEUだが、米國と話し合って事態(tài)を打開する希望をなお捨てていない。ブルームバーグ社が18日に事情通の話として伝えたところによると、ユンケル委員長は來週、米國ワシントンでトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と會談し、主要貿(mào)易パートナー數(shù)ヶ國に対する自動車関稅削減の交渉を始める予定という。
ドイツのハイコ?マース外務(wù)大臣がこのたび「米國はもはや相手國として信頼できない」と発言したことが、核心を突いている。EPA調(diào)印の前日、ユンケル委員長は、「EUと中國がWTO改革問題の共同チーム発足で一致したことを歓迎する」と発言した。さきにトランプ政権は鉄鋼?アルミ関稅でグローバル貿(mào)易にわざわざ波風(fēng)を立て、さらに「米國第一」のロジックで世界の経済秩序をかき亂した。同盟國が次々反撃に転じる中、米國は今やみんなの攻撃の的になっている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月20日
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